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ランチ イン サバンナ

かつてJUDY AND MARYは「サバンナではだかんぼのランチ」と歌いました。それは実現しませんでしたが、ともかくそれがきっかけになって私の青春の1ページとなったアフリカ旅行記です。

アフリカの角。? 謎の国・ソマリア連邦共和国って旅行できるの?

アフリカの角!? 謎の国・ソマリア連邦共和国って旅行できるの?

無政府状態が続くソマリア連邦共和国。内戦とか海賊とか日本のニュースでも度々話題になりますが、はたして旅行って出来るのでしょうか? 「リアル北斗の拳」と称される世界最恐国・ソマリアの旅行事情についてご説明したいと思います!

ソマリアを旅行する前に「ソマリアってどんな国?」

 

ソマリア連邦共和国(通称・ソマリア)は東アフリカに位置し、ジブチ・エチオピア・ケニアと国境を接し、インド洋とアデン湾に面した国です。
1991年に勃発した内戦により国土は分断され、暫定政権が首都を制圧したものの事実上の無政府状態が続いており、いまだ内戦は終わっていません。
現在の国土は、ソマリア暫定政権がおかれた南部と、1998年に自治宣言した北東部のプントランド、91年に独立宣言した北部のソマリランドに大きく3分割されています。

日本の外務省は、ソマリア旅行を止めています!

旅行先として、ソマリアはとても危険な国です!

外務省の海外安全ホームページからソマリアを検索してみると、ソマリア全体が真っ赤になっています。
危険度は「Level4」 。
国土の一部がLevel4という国はありますが、国土全体がLevel4という国は非常に珍しいそうです。
それだけソマリアの治安は危険ということですね。

陸は「リアル北斗の拳」、海は「リアルワンピース」と言われているのも納得です。

 

 

旅行の際の安全確認は、こちらのホームページで行えます。

ソマリアを旅行した人っていないの?

旅行するには向かない国?

超危険な国・ソマリアですが、まったく日本人旅行者がいない訳ではありません。
たとえば、「謎の独立国家ソマリランド」や「恋するソマリア」の著者で、 ノンフィクション作家の高野秀行氏などは、ソマリア旅行者としてとても有名ですよね。
しかし、世界観光機関UNWTO)が発表しているデータによると、ソマリアは、「2014年世界で最も外国人旅行客が少ない国」の第2位。
日本人旅行者どころか、その他の外国人旅行者さえ足を向けないのが現状のようです。

 

『謎の独立国家ソマリランド』そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア

ソマリアへ旅行に行くには?

ソマリアを旅行するには覚悟が必要です!

ジブチ・エチオピア・ケニアと国境を接するソマリアですが、車やバスでの旅行移動はおすすめしません。
けして車での入国が可能と言う訳ではないのですが、国境付近は封鎖されており、常に隣り合わせだからです。
陸路がダメなら海路で、といっても、こちらも危険です。
ソマリアにはボサッソ、ベルベラ、キスマヨ、モガディシュに港がありますが、 しかし、アデン湾には海賊がいるため安全ではないのです。
消去法での考えになりますが、ソマリアへの旅行は空路、やはり飛行機が一番安全ではないでしょうか。

飛行機でソマリア旅行をするには、2種類の方法があります

▼ダーロ航空で行く方法
ダーロ空港はソマリアへの唯一の国際線で、週2~3回のジブチ便があります。
ただし、2014年1月8日、航空会社を評価するサイトAirlineRatings.comの安全性調査において2つ星の低い評価を受け、448航空会社中ワースト10にランキングされています。

▼ジュッバ航空で行く方法
ジュッバ航空はソマリアの航空会社です。ドバイモガディシュ間、シャールジャハルゲイサ間で航行しています。

双方とも、2006年8月に再開したAaden Cabdulle Cismaan国際空港を利用しています。

ソマリアを旅行する際の注意点

旅行者として、ソマリアのマナーを守る

ソマリアの宗教はもっぱらスンニ・ムスリムで、公用語はソマリ語。第二公用語としてアラビア語が使われています。
食事は肉料理が主流ですが、宗教上の理由で、豚を食べることと、アルコールやタバコの摂取は禁じられています。
食事をとるときは、足の付け根を人に見せてはいけません。
また、左手は汚いと信じられているので、左手で食べるのも禁止です。当然、左手で握手をすることも厳禁です。

旅行者だからと言って、容赦はないと考えましょう。

写真を撮るときにも注意が必要です。
人物を撮る際に相手に確認をすることは常識ですが、女性だけは決して撮影してはいけません。これは、相手にとって侮辱に当たるからです(撮影者が女性であってもダメです。同性でも許してくれません)。
兵士や警官など、国家上重要と思われるものも撮影してはいけません。

服装についても注意が必要です。
特に女性は、露出の多いものを着てはいけません。逆に、旅行者がソマリアの伝統衣裳を着ているのは好まれるそうで、国籍は問わないそうです。

そして、ソマリアを旅行する際に注意したいのは、宗教の問題です。
旅行者だからと言って、ソマリアでは無神論者の立場を取らないほうがいいでしょう。
特に外国で教育を受けたソマリア人は、無神論を嫌い、無神論者を受け入れないのです。
日本ではあまり考えられないことですが、これはとても大切な問題なのです。

ソマリア旅行を考える・まとめ

北西部のソマリランドは自治政府がほぼ確立し、ある程度は治安も安定してきていると言われていますが、退避を勧告する【危険情報】が日本の外務省から出されていることを忘れてはいけません。
どうしてもソマリア旅行に行きたいと考えているのであれば、個人手配による旅行は絶対に止めましょう。
現地の状況把握に長けた専門旅行業者によるツアーを使ったほうが、より安全です。
けれど、安全面について考えるのなら、結局は「ソマリア旅行に行かないこと」が一番です。
ソマリア日本大使館はありません。本当に困ったときに、助けてもらうことは出来ないのです。

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