ランチ イン サバンナ

かつてJUDY AND MARYは「サバンナではだかんぼのランチ」と歌いました。それは実現しませんでしたが、ともかくそれがきっかけになって私の青春の1ページとなったアフリカ旅行記です。

世界有数のビクトリア湖には日本でもお馴染みのあるものが

 

世界有数のビクトリア湖には日本でもお馴染みのあるものが!

世界で第3位の大きさを誇るビクトリア湖と言っても、遠く離れたアフリカにあるためあまりピーンと来ないかもしれませんが、実は、日本でお馴染みのあるものには、ビクトリア湖産のものが使われていたのです!今回は、そんなアフリカにあるビクトリア湖についてご紹介いたします。

ビクトリア湖 地域情報

 

ビクトリア湖は、1858年に、イギリス人の探検家によって確認されました。現在、ビクトリア湖はケニア・ウガンダタンザニアの3か国から形成されています。タンザニアは表面積の49%、ウガンダが表面積の45%、ケニアが表面積の6%に分割されています。また、ビクトリア湖沿岸地域は、東部アフリカ有数の人口密集地となっており、いかにビクトリア湖が、アフリカの人々にとってのオアシスになってるかが分かります。
ビクトリア湖中には、ウガンダのマウンテンゴリラ保護区であるンガンバ島や、貴重な魚やヨウムなどを保護しているタンザニア国立公園であるルボンド島国立公園などがあります。

ビクトリア湖 概要

 

ウガンダ・ケニア・タンザニアに面するビクトリア湖は、世界第3位、アフリカ最大の68,800平方キロメートルという湖水面積を有している湖です。ナイル川の主流のひとつである白ナイル川の源流となっていて、ビクトリア湖内には、ムワンザ湾などのいくつかの大きい湾のほか、タンザニアのウケレウェ島をはじめとする約3,000以上の島々があります。
100万年以上の歴史を持つ古代湖であるビクトリア湖は、多くの固有種を有し、草食系の魚が生息する『ダーウィンの箱庭』として有名でしたが、近年、外来魚「ナイルピーチ」の放流と乱獲により生態系が崩れ、ドキュメンタリー映画『ダーウィンの悪夢』に取り上げられることになりました。

 

外来種ホテイアオイが、ビクトリア湖各地にて繁殖しています。水草が急激に繁殖したせいもあり、交通や漁業に支障を生じ、ビクトリア湖環境管理プロジェクトが実施されています。

ヴィクトリア湖にある国立公園 ルボンド島国立公園

 

ルボンド島国立公園は、ビクトリア湖の南西部にあるルボンド島とその周辺の小島を含む国立公園です。ビクトリア湖に生息している貴重な魚の繁殖地や違法業者から押収されたヨウムが保護されています。カンムリカワセミやサンショクウミウシなどの野鳥、サバンナモンキー、クロシロコロンブス、チンパンジーなどの霊長類が生息しています。

 

タンザニア国立公園公式webサイト

 

ルボンド島国立公園では、ビクトリア湖上を飛び交うヨウムの群れを見ることができます。

ンガンバ島チンパンジーサンクチュアリ

 

アフリカ東部、ビクトリア湖ウガンダ側にあるセセ諸島のなかにあるンガンバ島には、「ンガンバ島チンパンジーサンクスチュアリー」と呼ばれる孤児となったチンパンジーの保護施設があります。
エンテベからビクトリア湖へ舟に乗って約45分の位置にあります。周囲をビクトリア湖の雄大な自然に囲まれて、チンパンジー達は体と心を癒されて、自然に戻されていきます。
観光客の方にも、チンパンジーの生態や環境、密漁における問題について学ぶ機会をもつアクティビティが提供されています。

 

ビクトリアの自然がのこっている施設で、親を失ったチンパンジーは人の手で育てられ、一頭ずつ飼育日記が記録されています。

実は日本にもビクトリア湾からの輸入品が!

皆さんは「ナイルパーチ」という魚のことをご存じでしょうか。
ナイルパーチスズキ目アカメ科の大型の淡水魚で、観賞用としても人気が高い魚です。
ビクトリア湖では、1950年代のイギリス植民地時代に食用として放流されたのが始まりと言われています。ナイルパーチは肉食魚であったため、草食魚がほとんどだったビクトリア湖の生態系に深刻な影響を与えています。
そんなビクトリア湖で問題になっているナイルパーチですが、あまり知られていませんが、実は、日本にも輸入されているんです!
スズキの代用魚として回転寿司のネタになったり、白身魚のフライなどとして、私たちの食卓に並んでいます。

 

ビクトリア湖 まとめ

今回は、アフリカにあるビクトリア湖についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
ビクトリア湖には、今回ご紹介できなかった魅力的なスポットがまだまだたくさんあります!
ビクトリア湖を訪れる際には、参考にしてみてくださいね。

 

タンザニアから臨むビクトリア湖の夕日

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雑貨好き注目。モロッコ雑貨の魅力を知るならこのアイテム

雑貨好き注目!モロッコ雑貨の魅力を知るならこのアイテム!

その異国情緒あふれるデザインとカラフルさで雑貨好きに人気のモロッコ雑貨たち。イスラムの国でありアフリカの一国でもあるモロッコはヨーロッパとも近く、そこで生まれる雑貨たちは多様な文化がミックスされてこのうえなく魅力的。そんな人気のモロッコ雑貨たちをご紹介します。

モロッコ雑貨の魅力の秘密

職人たちの手仕事が今も息づくモロッコ


モロッコ雑貨の魅力は何といっても鮮やかな色彩と、洗練されたイスラム幾何学模様と、雑貨職人たちの手の込んだ手仕事が感じられるところでしょう。

なぜこんなにも、モロッコ雑貨は魅力にあふれているのか?その魅力の秘密は、イスラムの国々に共通する装飾文化に隠されています。

実はイスラム教では偶像崇拝が禁じられているため、日常的に使う雑貨類の装飾にも人や動物を使用しません。そのため代わりの装飾として、職人たちは雑貨類のデザインには花や月など身の回りの自然をモチーフとしてきました。そんな職人たちのハンドクラフトの粋、装飾文化の頂点が寺院や宮殿を彩る色鮮やかなタイル装飾なのです。

モロッコの雑貨たちにはそんな職人魂が息づき私たちの心を魅了してやみません。

これがモロッコ雑貨たちが、タイやインドネシアなどのアジアン雑貨やメキシコやグアテマラなどの中南米雑貨などと異なり、どこか洗練された雰囲気を持つ理由なのです。

モロッコ雑貨の押えておきたい代表アイテム

モロッコ雑貨のアイコン的存在のアイテムについてご紹介していきます。「これってモロッコ雑貨だったの?」と改めて認識する雑貨があるかも。

洗練されたデザインと色合わせが特徴です

華やかなのだけれど、洗練されていて日本人の私たちの暮らしにも取り入れやすいのがモロッコ雑貨の魅力。

参考にしたいモロッコ本

モロッコインテリアサンプルの決定版!

写真の質の高さで人気の高いモロッコ本といえば「Living in Morocco」。英語とドイツ語のテキストですが写真をながめているだけでも十分満足できます。紹介されている雑貨類のアレンジは真似したくなるものがたくさん!



Living in Morocco / Vivre au Maroc (25) (英語) ハードカバー – 2011/9/15
Barbara Stoeltie (著), Rene Stoeltie (著), Angelika Taschen

人気のモロッコルームシューズ「パブーシュ」

多彩ないデザインが人気のバブーシュ

モロッコ雑貨といえばまず筆頭にあがる羊や山羊などの革で作られたおしゃれなルームシューズ「バブーシュ」。色々な雑貨店で人気になりました。
かかとを踏んで履くのが特徴で、そのかわいらしいデザインや、履き心地の良さで人気を呼んでいます。つま先がとがったものと丸い物の二種類がありますから好みで選んで。

日本ではルームシューズの扱いですが、モロッコでは、屋外・室内ともに使用するものです。
もともとは「バブーシュ」とモロッコの伝統的な革製の履物全般の呼び名になります。
モロッコのスーク(市場)ではこんな風に壁一面にバブーシュが並べられています。

普段の蒸し料理がモロッコ風になる「タジン鍋

とんがり帽子の蓋がタジン鍋の秘密!

とんがり帽子のような形をした円錐形の蓋がなんともかわいらしいタジン鍋
モロッコ雑貨ショップのみならず生活雑貨のショップでもよく目にするようになりました。
見た目のかわいらしさが目を引きがちなのですが、蒸し物料理にはこんな便利な鍋はありません。加熱された水蒸気がふたの内部を循環する仕組みになっており、水を加えずに食材の水だけで調理ができるので、オイル類の使用を避けたいダイエット中の食事作りにも最適です。

モロッコのスーク(市場)のスパイスのディスプレイもタジン風?

こんなディスプレイだと用がなくても買ってしまいそう!

これぞモロッコ雑貨のキーワード「モザイク」

細かい手仕事と絶妙の色合わせに感動!

モロッコらしい雑貨といえばやはりモザイク!他では手に入らない鮮やかな色合わせと、細かい手仕事が感動ものの小物入れやランプ類などアイテムの種類は豊富です。

モロッコモザイク雑貨を一つ置くだけでもお部屋の雰囲気が変わりますよ。

モロッコはテキスタイルも見逃せません!

布使いひとつでノマドスタイル

ご紹介してきたとおり、魅力的な雑貨であふれるモロッコ。

実はモロッコは布、刺繍といった織物やラグなどのカーペット類も素敵なんです。
布類は面積が大きいので一挙にモロッコ風イスラム風にインテリアをチェンジしたい、なんて時には効果抜群。鮮やかな色彩と美しいイスラミック模様のモロッコの布が手に入ったらぜひ試してみてください。

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自然がいっぱい。カメルーンの気になる観光地6選紹介します

自然がいっぱい!カメルーンの気になる観光地6選紹介します!

カメルーンは中部アフリカに位置する三角形の国です。気候は、南部は7~8月が雨季になり、北部地域は乾季になります。中部地域は高原にあるため比較的涼しいです。自然がいっぱいのカメルーンの観光地を6つ紹介します。観光地というより冒険と言える場所もあるかもしれません。

カメルーンの観光地① ジャー動物保護区

 

ユネスコ世界遺産に登録されている熱帯雨林で、保護区の90%は手つかずの大自然です。
世界遺産に選ばれた理由は、アフリカ州において、自然そのままの姿が残された最大の熱帯雨林であるためです。
カメルーンを代表する観光地のひとつです。
カメルーンの首都ヤウンデの東南約120kmに位置しまして、東西90km、南北40km、面積5260km2にも及びます。
1932年に一部地域の保護が始まり、1950年に自然保護区となりました。
保護区の大部分がジャー川に囲まれるようにあり、多種多様な動植物と、107種の哺乳類、そのうちニシローランドゴリラやチンパンジー、マンドリルなど約14種類の霊長類が生息しています。
絶滅の危機にあるシンリンゾウ、ほぼ絶滅に近いアフリカングレーパロット、ボンゴ、ヒョウの生息も確認されています。
哺乳類以外では、ニシキヘビやワニが住んでいます。
保護区には伝統的な暮らしを今も続けるバカ族が住んでおり、農業と商業的な狩猟は禁止されていますが、バカ族だけは伝統的な狩猟が許されています。
観光地である場所に、民族が暮らしていることはなかなか見ることができません。
また、TBSテレビ「THE世界遺産」でも放送されたことがあるため、カメルーンで行きたい観光地のひとつ、と考えている方もすでにいるかもしれません。

カメルーンの観光地② ロベケ国立公園

 

カメルーン世界遺産である観光地をもうひとつ紹介します。
動植物が好きな方 必見の観光地です。
ロベケ国立公園は、カメルーン南東部の東部州に位置する国立公園で、この国境の近くにあるコンゴ共和国中央アフリカ共和国にも保護地域があり、この3か国をまとめ「サンガ川流域の3か国保護地域」を設立することが決まり、それが2012年に世界遺産リストに登録されました。
ロベケの植物相は、森林のほとんどは伐採されませんでした。
森林は多種多様な植物によって特徴付けられており、300種以上の樹木が生えています。
主にアオギリ科のトリプロキトン、プテリゴタ、カポックなどが挙げられます。
低木層では、クズウコン科とショウガ科の藪や、カキノキ科、バンレイシ科の木などが挙げられます。
動物相に関しては、マルミミゾウとニシローランドゴリラが最も多く密集している地域です。
その他の動物については、チンパンジーやゴリラのような霊長目やヒョウが挙げられ、その他には215種の蝶、134種の魚類、18種の爬虫類、16種の両生類が確認されています
同時にロベケは重要野鳥生息地でもあり、300種以上の鳥類が記録されています。
植物も動物もたくさんの貴重な観光地です。

カメルーンの観光地③ モンディカ~ゴリラ・トレッキング~

 

少し特殊なカメルーンの観光地を紹介します。
モンディカは中央アフリカ共和国にきわめて近い場所に位置します。
1995年、ダイアン・ドラン=シーヒ-教授がニシローランドゴリラの研究を目的に設立されたリサーチセンターで、キンゴ(アカ族の方言で「声」を意味します)と呼ばれるシルバーバックと数頭のメスと子供の群れの人付け、人慣れに成功しています。
しかしそれに至るまでには8年かかりました。
また、国立公園外のため政府の伐採権を設定しており消滅の危機もありましたが、WCSの協力も得て彼らが棲む100km2の熱帯雨林を確保することに成功しました。
ゴリラトレッキングは、ゴリラを探すことから始まりますし、観察や帰路にそれぞれ約1時間はかかるので、観光地に行く気分というよりも体力万全でチャレンジする気持ちで行く方が良いかもしれません。
それもまたカメルーンの観光地に行く魅力ではないでしょうか。

※ゴリラトレッキングのルール
・予防接種等の証明書
黄熱病(入国時にも必要)、はしか、ポリオ、結核に罹っていないことの診断書
・トレッキング時の注意
風邪などの病気の際は参加できない。
観察時間はストレスを与えないためゲストは2人までで、1時間に限られる。
観察中はマスクの着用が義務付けられている。

カメルーンの観光地④ カメルーン

 

山が好きな方におすすめの観光地です。
西アフリカ最高峰カメルーン山はアフリカ大陸で最も大きい火山の1つであり、標高は4095mで、カメルーンの西海岸の北に位置しています。
1999年と2000年に噴火し、現在も活動中です。
ルートは一部地熱で温かく、溶岩などでできた不思議な景観の中を歩きます。
序盤はバナナなどのプランテーションの中を歩いて行き、緑が豊かなジャングルを経てから、溶岩地帯へ向かいます。
登山道からはミニカメルーン山やギニア湾などを展望でき、他の山にはない変化に富んだ秘境の登山を楽しめるでしょう。
また、年に1回行われるカメルーン山レースは頂上まで4時間半ほどで登ります。
こちらもカメルーンの観光地に行くというより、体力万全で挑むことが良いかもしれませんが、とても魅力的な観光地のひとつです。

カメルーンの観光地⑤ ルムスィキ村

 

 

カメルーン北部チャド湖に近い場所に位置します。
不気味な形をした巨大な奇岩が屹立しているルムスィキ村は、文豪アンドレ・ジイドが「コンゴ紀行」で、‘世界一の奇観’と記していますので、貴重なカメルーンの観光地です。
ルムスィキ村のあるマンダラ山塊はウォーキング・コースとしても楽しむことができ、集落を辿り、日常の生業を見学させてもらいながら歩くことができます。
また、屹立した岩の景観は、ロック・クライムの挑戦者が絶えないとのことです。
暮らしぶりは何百年も変わる事のない、主に自給自足をする素朴な村で、「マタカム」や「カプシキ」と呼ばれる人達が住んでいます。
また、ルムスィキ村では、伝統的な呪術師・占師がおり、よく当たると評判の「蟹占い」をしてもらうことも出来ます。
この蟹占いは、一匹の蟹を壺の中に放り込み、その蟹の動きを読みます。
その壺の中に宇宙を表現し、その中を歩く蟹の足跡を読み、結論を下すそうです。
この様な占いをしてもらうことができるのも、カメルーンの観光地に訪れる貴重な経験でしょう。

カメルーンの観光地⑥ トゥルゥ村~ヒデの市~

 

ビールが好きな方におすすめの観光地です。
トゥルゥ村で開かれるヒデの市。
ここには、ヒョウタン帽子をかぶった婦人たちがたくさんいます。
この帽子は、カラバッシュというヒョウタンの一種をくり貫きエナメルで塗られたものです。
大小さまざまなこのヒョウタン帽子もたくさん売られているとのことです。
店を出している婦人たちも昼過ぎになると売り上げを元手に飲み始め、地ビール売り場が賑わいます。
このヒデの市では、大きなヒョウタンの容器に地ビールを注ぎ、そこに友達同士二人で首を突っ込んで一気飲みをします。
カメルーンならではの不思議な観光地です。

カメルーンの観光地について まとめ

 

カメルーンは、ふたつの世界遺産をはじめ、たくさんの自然が魅力の観光地がありますね。または、スリリングな観光地が多いと言っても過言ではないカメルーン。日本ではなかなかできない経験ができそうですね。そんな観光地に行くという気持ちより冒険する様な貴重な経験をしたい方、大自然に触れることができる観光地に行きたい方は、ぜひカメルーン旅行を検討してみて下さい。

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